カジモドの補聴器

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劇団四季 ノートルダムの鐘 2年前の観劇記録

2年前です。
劇団四季ノートルダムの鐘を観に行って来ました。
 
カジモド大好きな私。ノートルダムはいろんな作品を観ました。それを比較しながら感想を載せたいと思います。長いし、ネタバレ含みます。
 
舞台ミュージカルではディズニーのノートルダムの鐘より先に、フランスでミュージカルのノートルダム・ド・パリがありました。私は、ノートルダムのミュージカルというとこっちが先に思い浮かびますし、頭に流れる音楽もこれです。
でもディズニーのノートルダムの鐘の音楽も捨て難い。さらに、こっちはキャラがどこかコメディ色が若干入ってて可愛い面があります。私がノートルダム作品にハマったきっかけを作ってくれたのが、ディズニーのノートルダムの鐘です。
 
上記の2作品の一番大きな違いは、ノートルダム・ド・パリは原作通りの悲劇。ディズニーは、強引にハッピーエンドにしてしまう点。
 
ただ、今回の舞台ミュージカルのノートルダムの鐘は、ディズニー映画の音楽は使ってますけど、ストーリーを原作寄りに変えて来ました。となると、ノートルダム・ド・パリのパクリにならないか!?とかやや心配な点もありました。
 
ただ、やはりそこは、そうならないよう、原作に近づけつつ、フランスのミュージカルに重ならないよう狙って来ましたね。
 
まず、フロローの弟。これはノートルダム・ド・パリには出て来ませんでした。そして、びっくりした改変。フロローとカジモドが親戚関係。血の繋がりがある! 原作とも違う設定です。そして、この設定のため、ディズニーアニメのフロローの最後のセリフがなくなりました。フロローがカジモドの母親を殺したわけじゃないですし。この改変で、フロローとカジモドの関係が濃くなったわけです。これは、ほどんど父と子ですね。フロローも最初はいい人だし。
 
一方で、ノートルダム・ド・パリに出てくるグランゴワールは、ノートルダムの鐘では結局出ませんでした。その代わり語り部は、パリの一般市民たちといったところでしょうか。
 
ディズニーアニメとは歌詞も変わってたし、新しい曲も追加されてました。また、この曲をここで使う!?という曲も。うまいなあと思った改変は、アニメのエンディングに使われてた曲が、処刑前のエスメラルダの曲に。アニメにはありませんでしたが、ノートルダム・ド・パリでは処刑前のエスメが歌う曲がありました。後半が、ややノートルダム・ド・パリに似た流れになったので、やはりここでエスメラルダに歌ってもらわないと、といったところでしょうか。
 
そうそう、フロローの地獄の炎、圧巻でした! 善良なフロローが、ここで完全に壊れました!といった感じが出てて良かったです! ここから、どんどんエスカレートして、アニメのフロローに近づいてく感じでした。
 
それから、フィーバスもアニメと違いましたね。最初は原作に近い女ったらしのようでしたが、だんだんディズニーアニメの親切でエスメラルダ一途なフィーバスに。フロローを裏切った辺りから、完全にアニメのフィーバスだ!と思いました。
 
それぞれのキャラが、話が進むに連れて徐々に変わっていくのが面白かったです。
 
一方で、ノートルダム・ド・パリに出て来たフィーバスの許嫁フルールは出ませんでした。彼女を出してしまうと、完全にフィーバスのキャラがディズニーアニメから乖離してしまうので仕方なしといったところでしょうか。
 
カジモドも、話が進む中、徐々に変わっていきました。これは原作でもそうなんですけど。
それでもやっぱり、エスメラルダだけじゃなくてフロローも育ててくれた人として愛してたと思うんです。
 
私が一番心に残ったカジモドのセリフが、原作にもあった最後のセリフです。
「僕が愛した人たちは皆!」
要はエスメラルダだけじゃないんです。自分が殺してしまったフロローも、なんでこんなことになってしまったのか、という思いが伝わって来ます。
 
最後の語り部の内容は、ほぼ原作通りです。これはノートルダム・ド・パリにはありませんでした。
 
なんかまとまりない感想になっちゃいました。
また気付いた感想を載せたいと思いますが、子供が小さいし、アップできるかな。
 
そうそう、小さい子連れ、皆、ライオンキングの方へ行くんだろうと思ってたら、ノートルダムの鐘の方へ行く親子も少数ですが見かけました。う~ん、小さい子にわかるのか?